此処はGM:あぐぐの使用するSW2.5での『ロゼ鉄環学院』や独自ルールを紹介するwikiです。此方に最初にご訪問なさった方は【学院概要】からお読み下さい。wikiのデータを使用する為にはモンストラスロア、メイガスアーツも推奨されます。

【概要】
 この地方はテラスティア大陸から遥か西に存在する地方であり、かつて魔法文明時代にイスカイア帝国から逃げ延びた人々によって発見されたとされています。元々の住民として、狐人(ルナール)・鬼人(オグル)・霊人(レムール)・人間・エルフ・ドワーフ・リルドラケン等が暮らしを主に営んで居たようです。
 魔動機時代に起こった大破局の被害が皆無と呼べる地域でもあり、理由としては後述の蛮族がこの地方に少ない為の理由でもあるのですが、魔動機自体が殆ど伝わって居ない事も大きな要因です。それ故に魔法文明時代の技術も現存しており、テラスティアなどでは珍しい魔導書や呪印の技術が色濃く残っています。
 しかし、この地域では魔法文明時代に存在していた貴族達の力は元々無かったようで、それに類似し魔動機時代に生み出された筈の[巫術]の技術は嘗てから存在したようです。何故、魔動機時代に生まれた筈の[巫術]が存在しているかは定かではありませんが、この地方に存在する霊人と呼ばれる種族が発端で生まれたとされています。
 この地方近海の海流は荒波が酷く、魔動機時代にも僅か数隻程度しかテラスティア大陸との交易がなかった為、大破局以降その存在は忘れ去られていました。
 近年、魔動機の技術の復元や魔動機時代には無かったマジックアイテムなどを駆使した船舶にて、エイデル島の周囲を経由する形でその存在が確認されました。海路としても長旅を要するのですが、一度発見された海路から交流が開始され、現在はカイン・ガラとグーナが唯一交易を行う国家へと築き上げられています。
 現状では、ヤマツ地方に無かった魔動機技術やマジックアイテムなどが輸入、カイン・ガラには地方特有のアイテムなどを贈られる形で交易が為されており、現状では冒険者達も流入しています。

 幻獣の島であるエイデル島の様に多量の幻獣が住まう土地柄、独自の文化と幻獣との共存を行っており、蛮族自体は少数の勢力として居はしますが、余り目立つ事はありません。
 それはこの地方に住まう五竜と呼ばれる大いなるドラゴンがそれぞれの土地を守護しているからです。
ドラゴン達に守られた土地は融和を嫌う蛮族には住みにくい土地とされ、自然と数も減らしたと伝えられています。しかし、同時にこの強大なドラゴンに守られた土地は人々にとって脅威ともなります。それは少なからず幻獣達が此方を襲う理由にもなるからです。
 それに対して、五竜に対抗出来る存在として、三剣士と呼ばれる存在が居ます。三剣士とは卓越した技術を持つ戦士達であり、剣士とは言われて居ますが、全員が剣を使う訳ではありません。三剣士は何らかの方法で太古の昔から永遠に居続けており、その影響か寿命の長い幻獣達も剣士達には畏怖の目を向けています。
 時として人族たちの里や村を守る立場ながらも場合によっては人族にも牙を向ける事があります。しかし、とある事をすれば避けられる様で、幻獣達にとっての十分な抑止力となっている事は間違い無いでしょう。この地方では三つの国家と呼べる地域がありますが、基本としては国家と言うよりも都市国家としての位置付けであり、それぞれの風土と地域性によって、一つの地方でも豊かな文化が営まれています。



【厄憑きについて】
 この地方では穢れとは別に厄憑きと呼ばれる現象が発生します。厄憑きはこの地方限定の物なのか現状では他の地方で確認された事はありません。
 穢れと厄憑きは異なる物で、穢れを得ている物よりも厄憑きである人物の方が忌避の意識や強く、逆に穢れ自体は然程忌避されていません。なので、この地方ではナイトメア、比較的友好的な蛮族、蘇生経験のある者も普通の暮らしが可能となっています。
 厄憑きが穢れと違う点として、死亡等に関係無く突然起こり得る現象である事が挙げられます。厄憑きとなった者はまず体の何処か一部に赤黒い結晶のような物質が現れます。そして放置していると、結晶の色と同じオーラのような物を纏い、凶暴性が増すと同時に戦闘力も飛躍的に向上します。
 しかも、厄憑きが他者に危害を加えた場合、伝染する可能性があり、伝染する確率は低いのですが、凶暴化した際に及ぼす被害も加味し、恐れられています。
 厄憑きとなる条件は明らかとなっていませんが、人殺しや何らかの事故や事件の被害者などの心理状態に影響している物ではないかと噂されており、以前起こった戦では幾人のも厄憑きが一度に生まれたと伝えられています。
 余談なのですが、三剣士達の目撃談の中では赤黒いオーラを纏う時があると言う迷信もあり、真偽の程は定かではありません。


【五竜と三剣士について】
 五竜とは元々この地に住み着いた幻獣の長であり、ヤツマ地方の中でも一際特別な存在として、この地方ではラクシアの神々以上に崇拝と畏怖の対象となっています。
 彼らは各地に点在しますが、それは神話以前から変化が無いとされ、古い言い伝えでは五竜よりも古き竜が存在すると迄言われていますが、あくまで伝説として語り継がれています。
 五竜達は単に畏怖される幻獣の長ではなく、幻獣達と人の橋渡しを行う個体も存在します。無論、災害のような扱いもされはしますが、彼等は人間以上に利口であり、直ぐに自身の担う力を振う事は僅かです。ラクシアの神々の様に崇拝されている彼らは通常の幻獣よりも強大な力を有しています。故に、古来から人族には彼等との契約が伝えられています。
 それは『竜約』と呼ばれる物で、竜との親交などによって、その強大な力の一端が与えられるのです。無論、その力を全て会得する事は困難ですが、時には冒険者達を救う一縷の希望となる事でしょう。

 そして、それと対を為す形で三剣士が存在します。彼らは五竜達が畏怖され始める頃合いから存在したと伝えられており、五竜達と同じくその姿は長らく変化がありません。唯一弓を扱う星霧の侍だけはそれに付き添う家系が存在し、このヤツマ地方での幻獣と人族の均衡を守っていました。
 彼等はそれぞれ『焔』『日雷』『星霧』の名を冠し、名に見合った力を有していると伝えられています。
彼等は人を守る剣士ではあるものの、赤黒いオーラを身に纏っている間は人族ですら牙を剥く恐ろしい存在と化します。
 しかし、この地方に伝わるお守りと言うアイテムを使用し、手を重ね祈る事でオーラを纏う剣士達の災害から逃れられると伝えられています。村などが近い場合、村総出で祈りを捧げる事が慣習となっており、剣士達を退けた後、オーラの影響か凶暴な動物や幻獣は近寄らなく成ると言われています。
お守りは都市国家に行けば販売されており、村での生活を営む者は行商人や村の者が都市国家に買い出しに行く事で供給が保たれています。

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